薬学

【薬剤師国家試験】薬ゼミスタートアップ模試の結果

のらりくらりと5年間やってきたが、遂に薬学部6年生になってしまった。

薬学部のトリと言えば、薬剤師国家試験。

これに落ちるとただの人であるので、流石に真面目に勉強せざるをえない。

大学側もその辺をわかっているようで、6年生から国試対策の授業もぼちぼち始まってきている。

今回は、4月に受けた薬学ゼミナール主催の第108回国試対策スタートアップ模擬試験の結果が返ってきたので、見ていきたいと思う。

薄々、気づいている人もいるかも知れないが、今回はいつもと違ってお得情報や、ライフハックではなく、日記形式のような記事になるので、そのあたりは勘弁。

 

総合得点

ズバリ、今回の模試の総合得点は…

222点 / 430点(51.6%)

いや、低いな!

そう、思った人が大半でしょう。

言い訳させてくれ。

この模試を受けたのは、4月5日。それ以前は、国試の対策授業も開講されていないし、青本(国試対策用の参考書)もまだ生協で購入できなかった。

要するに、自分の実力そのまんまの状態ってこと。

 

国試ってどのくらい点数が必要なの?

薬剤師だったり、薬学生は国家試験をどれくらい取ればいいのかなんとなくわかると思うが、普通の人は知らないと思うので、一応。

薬剤師国家試験の合格条件としてはこんな感じ。今回は第107回の合格基準を厚生労働省のサイトから持ってきた。

https://www.mhlw.go.jp/content/000917861.pdf

 

実は、薬剤師国家試験は、第101回から相対基準が導入され、○点取れば合格というものではなくなった。

そんな背景があるが、合格者の得点推移を見てみると、
(690点満点。同じ点数でもボーダーが違うのは廃問の為。)

そんなに相対基準は気にしなくてもいいのかな。と。

個人的に怖い合格基準としては、

必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

この文言、どういう意味か説明すると、

薬剤師国家試験の構成は、

  • 基礎的な問題で構成される必須問題
  • 理論的に基礎を発展させた薬学理論問題
  • 臨床で用いられている薬学実践問題

という3部構成で、全ての部は

  • 物理・化学・生物
  • 衛生
  • 薬理
  • 薬剤
  • 病態・薬物治療
  • 法規・制度・倫理
  • 実務

の領域で作問されている。

わかりやすく図にするとこんな感じ

 

必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

つまり、必須問題で70%以上を取らなければ、どんなに高得点でも足切りで落ちる。

加えて、

必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

特に物化生のような、薬局で働くなら使わんでしょ…というような分野でも30%切ったら落ちる。

この辺を考慮すると、必須問題は高得点を狙う必要があるし、各科目で30%以上取る必要があるので、捨て教科は作れず、バランスよく勉強する必要があると感じている。

 

得点分布

自分の各領域の得点率としてはこんな感じ。

3割を切って足切りの可能性になっている科目はないし、どこかが極端に凹んでいる(できていない)わけではないので、現段階では、まずまずかなと。

直近で、薬局・病院実習があったので、薬理とか、病態・薬物治療はよくできている印象。

衛生が全国平均より低いのは、やはり気になるので、次の模試に備えるなら、衛生にも力を入れたいと思っている。

必須、薬学理論、薬学実践の出来としては、こんな感じ。

必須が現段階で7割を超えているのは、いい感じ。更に上げて、総合得点の底上げをしていきたい。

薬学理論は難しいため、過去の合格者の平均得点を見ていてもここだけ低め。とは言え、これでは、低すぎるので、もっと上げていきたい。国試合格者平均得点を参考にすると、最終的に6割以上は必要。

あとは、1つ選ぶ問題を2つ選んだり、逆に少なく選んでしまっている問題があるので、注意すれば直せる間違いをすることは今後なくしていきたい。

 

次回の模試の目標

次回の模試は少し飛んで、10月が予定されている。

個人的な目標としては、55%

あれ?今回の結果は、51%でしょ?目標設定低くない??

そう思っている人もいるかもしれないが、次回の模試では、本番と同じ条件の2日間で345問解いていく。

今回の模試の必須90問と薬学理論105問は変わらないが、薬学実践が20→150問になることを考慮した目標設定だ。

正直な話、55%でも高いほうだと思っていて、50%でも10月なら十分な気がするが、目標は高いに越したことはない。

更に詳細な目標として、

  • 必須:70%
  • 薬学理論:40%
  • 薬学実践:55%

こんな感じの割合で点が取れればいいなと思っている。

 

模試・国試に備えた勉強法

一応、学校の方でも国試の対策授業や、春学期の試験で過去8年分の国試を参考にした試験があるが、やはり、自発的な勉強も必要。

大学受験なら色々な参考書があるが、薬剤師の国家試験というなかなかニッチな分野なので、それほど参考書は多くない。加えて、100回もやっていると、かなり精査されたものが出来上がっている。

国試対策に使おうと思っている参考書としては、

  • 必須問題集
  • 青本(薬剤師国家試験対策参考書)
  • ミニ青本(領域別既出問題集)
  • 第100~108回の国試過去問

この辺で事足り得ると思っている。

勉強していく中で、衛生が苦手だ。薬剤が苦手だ。となれば、埋め本などを買い足す必要があるかもしれないが、まずは何がわからないのか(or 苦手なのか)わからない状態なので、一通りこの辺の参考書でさらう必要があるなと感じている。

一応、使う予定の参考書について補足しておく、

必須問題集

本のタイトル通り、必須問題用の問題集。

左ページに問題、右ページに解答・解説という使いやすい構成になっている。

規格はA5サイズで、厚みは2,3cm(システム英単語ぐらい)なので、電車やバスなどの移動や、ちょっとしたスキマ時間にもってこい。

逆に、紙面の都合上、解説は選択肢の補足として1,2行程度。周辺知識まで補完したいとなると、青本も活用したいので、家や図書室などで腰を据えて勉強するのに用いる教材ではないかなと。

 

青本(薬剤師国家試験対策参考書)

薬剤師国家試験の参考書の代表。薬剤師で知らん人はおらんでしょってレベルの参考書。

薬学ゼミナールという薬剤師国家試験対策をしている予備校が発行している。

問題集+参考書。2冊で1セット。薬学の知識、用語解説、全てが網羅されている。

ただ、とてつもなく分厚く、重い。タウンページといい勝負している。マジで鈍器。

一応、扱いやすいように問題集(水色)と参考書(青)に分けられる。それでも持ち歩きたくはないが。

間違いなく家で勉強する用。図書館とかカフェに持っていけるとしても1冊。

何人かの友人は、スキャンして、iPadで持ち歩いていた。僕は、デジタルだとなんか覚えた気がしないし、紙面のうろ覚えから逆算して直感的にめくることができないので、移行する予定は今のところない。

 

ミニ青本(領域別既出問題集)

先程の青本を問題集ベースでコンパクトにまとめた本。

サイズ感も厚さも必須問題集と同じぐらい。

薬学理論、薬学実践、過去問にも対応した必須問題集的ポジション?

こちらも公共交通機関での移動中やスキマ時間に使えそう。

 

第100~108回の国試過去問

問題が変わっても、出題形式が変わらないなら、過去問は有効。

というわけで、過去問も解いていくつもり。

夏の終わり頃、学校で8年分の過去問を参考にしたテストが行われるので、この勉強も並行して進めていく所存。

 

まとめ

  • 次回のテストの目標は、55%!
  • 必須問題を落とさない、かつ得点源にして、難易度の高い薬学理論の点数を補助していく。
  • 衛生が平均よりできていないので、衛生に触れる回数を多くするなど意識しながら勉強を進めていく。

こんな感じ!卒業研究とか忙しかったりするけど、頑張るぞ!!

 

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