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【ワクチン未接種】コロナ軽症を体験して【前編】

最近では、ウクライナ情勢などが注目されてニュースになっているが、コロナはまだ続いている。

そんな中、3月にひっそりと俺は新型コロナを発症した。若くて、基礎疾患もなかったので、軽症にとどまり、後遺症もなかった。

しかし、軽症故の悩みだったり、意外と困ることがあったので、

  • コロナ軽症になった人へ
  • コロナが疑わしいとき、まずどうすればいいの?
  • コロナ軽症ってどんな感じで過ごしてたの?
  • なんでコロナワクチン接種していないの?

という人向けに綴っていく。

 

なんでワクチン接種してないの?

まず、最初に言っておくが、ワクチンを接種すると5Gにつながる!だとか、ワクチンにマイクロチップが埋め込まれていて国に個人情報が管理される!…みたいな陰謀論は支持していません笑

加えて、ワクチンは症状の重症化を防ぐために非常に有効であることを認知しているので、高齢者や基礎疾患を持っている方、ワクチンを希望する人は、むしろ接種したほうがいいと考えている

さて、本題にはいるが、非常にくだらない理由である。

注射が苦手だから

…いや、酷いでしょ?でも、こっちは真剣。

毎年、健康診断の時に採血をするのだが、まず座って採血できない。更に横になっても、採血前に体が震えるし、過呼吸の一歩手前までバイタルが乱れる。毎回、採血の人にはご迷惑をおかけしている。

まぁ、時間をかければ、これはなんとか注射できるということになるが、他に気にしているのは副反応。

https://www.youtube.com/watch?v=xQ2AQKiPBRk

割り切った話、心筋炎で即死とかならまだいい気もするが、脳の炎症による機能不全や不随意運動、下半身不随などの副作用が起きた際にこれから先60年これを引きずりながら、生きていくのはあまりにも辛い。

コロナの重症化リスクは若年には低く、自分は現在、23歳と幸運にも若いので、そんなリスクを犯してまでワクチンは接種したくないなと考えていた。

そんな理由でワクチンを接種していないので、正直どこかで感染するだろうなと思っていたし、毒性が弱いオミクロン株あたりで免疫を獲得したいとも少しだけ思っていた。

 

個人的なプロフィール

参考にする人もいたり、体験談として身の上を知りたい人もいるかもしれないので、軽い自己紹介。

  • 性別:男
  • 年齢:23歳
  • 身長:185cm
  • 体重:75kg
  • 既往歴:なし
  • 服用している薬:なし
  • 軽度のアレルギー性鼻炎・アトピー皮膚炎持ち

こんな感じ。身長がちょっと高めの普通の20代。

 

【初日】軽い喉の違和感・空咳

発症は3月5日の夕方頃から。

症状としては、喉に軽い違和感と空咳。

この日は、祖父母の遺品整理をしていたので、ほこりにやられて喉を痛めたのかなと思った。

自覚症状がそれほどなかったので、熱は測っていなかった。普通にご飯を食べて風呂に入って寝た。

前2週間の行動としては、電車に乗って研究室に行っていたぐらい。あとは、日用品やご飯の買い出しにスーパーとか。誰かと会食したり、飲み歩いたり、人混みにはいなかった。

 

【2日目】38.5℃の発熱

昼に1回起床。やけに体が怠い。疲れているのかと思い。2度寝を試みた。すぐに眠れた。

夕方に二度寝から目覚める。相変わらず体が怠いし、何よりも暑い。部屋の気温じゃなくて自分の体温である感覚がするので、体温計で測定すると、

38.5℃

この時期にこの体温でこの倦怠感。昨日の喉の違和感はなくなったが、流石に自分が新型コロナに罹患した可能性を感じた。ちなみに俺の平熱は35.8℃。普段低めなのでわりと辛かった。

まず、部屋から出ず、同居している父に電話し、コロナの疑いがあるから部屋に入らないように伝えた。

病院や移動手段、手続きがよくわからないが、それを相談する電話口があったのをかすかに覚えていたので、インターネットで 「 コロナ 発熱 相談 」でググった。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html

すると厚生労働省のページが出てきたので、自分の住まいである東京を選択し、コール。

そんなに待つことなく、電話がつながった。

「○月○日から、〇〇な症状が出て、今の症状は〇〇で…」

みたいな問診をした。

発熱外来に受診したい希望があったので、質問してみると職員の方が調べてくれた。

しかし、この日は日曜日、そのうえ夕方であったので、遠い病院しか空いていなかった。

自分の移動手段は、徒歩か自転車のみで、自転車でも30分かかる病院を紹介されたので、どうにかならないか相談したところ、

「こちらからは感染者用のタクシーなどの案内はしていません。公共交通機関を使うならご自身の責任でお願いします。

との回答だった。いや、なんか冷たくね?

利権とか癒着を避けるためにそういうタクシーを斡旋出来ないのはなんとなくわかるんだけど、まじでお役所仕事だなって感じ。

公共交通機関についても使うなとは言えないんだろうな。それでクレームなっても困るから。だからご自身の責任でとしか言えないのだろうなって感じ。

どうすんだろ?これで何も考えてない感染者が電車とか乗ってたら。ありえるよな??

そんなことを思いながら、電話を終えた。

感染者用のタクシーは自力で見つけ出したが、かなり高い。感染対策のための必要経費であることはわかるが。

幸いにも症状は熱だけだったし、電話で職員から教えてもらったサイトで、月曜に開いている徒歩で行ける病院を見つけたので、明日電話して受診しようと考えた。

https://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq13/qqport/tomintop/index.php

夕飯は父が買い出してくれた。対面で受け取らないようにドアの前に置いてもらった。

ついでに父がドラックストアで唾液で測定する簡易検査キットを買ってきてくれた。結果は陰性だったので、コロナではなくてただの風邪かなと当時は思った。しかし、こうして振り返ってみると、ちゃんとした医療機関で行った検査結果のみを信じるべきだと感じた。

夜に、寒気もでてきた。いつもと布団の量は変わらないし、今日の外気温が特別低いわけでもないので、悪寒だなと思った。

とにかく寒い。布団の下にホットカーペット、部屋にオイルヒーター、エアコンをつけてもまだ寒い。熱もひかないので、家にあったOTCのロキソニン(解熱剤)を飲んで寝た。

 

【3日目】発熱外来受診

 

昨日のうちに調べておいた発熱外来に9時に電話。

電話した病院は、通常は内科として診療し、診療時間の後ろ1時間を発熱外来にあてている病院だった。そのため、電話してすぐに行けるわけではなく、14時で予約を取った。

体調の変化としては、朝起きて37.8℃。寒気は無くなっていた。一応、高熱であるので、解熱剤としてロキソニンを飲んだら、昼頃には、36.8℃まで下がった。

また、喉の異変が復活。痰の絡んだ咳が、1時間に1回ぐらいの割合で出るようになって、喉に魚の小骨が刺さっているぐらいの違和感が出てきた。

幸いにも、ニュースとかで取り上げられる重症な喘息のような咳ではなく、風邪の引き始めの咳みたいな感じ。

14時になって病院で向かう。家から歩いて10分ほどなのでマスクをしっかりして、向かった。

病院に入ると、この時間は発熱外来にあてていることもあり、誰も患者はいなかった。熱を測り、問診票を書いたらすぐに診察に入った。

担当してくれた医師や看護師はガウンにマスク、フェイスシールド、手袋とフル装備。

聴診器を用いた診断と症状についての問診、酸素飽和度(SpO2)の確認をした。

酸素飽和度は、98%ぐらいだった。

酸素飽和度とは、血中の酸素濃度を示す指標で、コロナ中等症・重症では低くなる。正常値で96~99%なので今回は問題はなし。

余談だが、酸素飽和度を家で測りたいが、Amazonや楽天でパチモノのパルスオキシメーターが出回っていてよくわからない人へ。どれを買うべきかの指標として、厚生労働省の承認・認証されたパルスオキシメータ一覧がある。ここを参考するといいだろう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/pulse_oximeter.html

 

次に、肺炎の診断の為にレントゲンを取ることになった。

結果としては肺には炎症が起きていなかった。医師曰く、炎症が起きていると、すりガラスのように真っ白になるが、今回は問題ないとのこと。

最後にPCR検査のために咽頭ぬぐい液を用いて検査を行った。鼻の奥に綿棒を突っ込むあれ。痛いが贅沢は言えない。

検査が終わり医師から新型コロナウイルス陽性・軽症であることが告知された。

コロナの重症度分類は、酸素飽和度と肺炎や呼吸状態などの臨床状態で分けられると説明があった。

参考として厚生労働省の新型コロナウイルス感染症診療の手引きから抜粋した。
https://www.mhlw.go.jp/content/000815065.pdf

俺は、SpO2≧96%咳のみで呼吸困難なし肺炎所見なしなので、軽症と分類された。

コロナの型としてデルタ、オミクロンなどがあるが、今回はどの型なのかは、教えてもらえなかった。聞けば教えてくれるのだろうか?正直な話、聞くのを忘れていた。

新型コロナ陽性ということで、療養者専用のフォーム(My HER-SYS)の紹介がされたのでそれを登録。以後の療養期間は、朝と夕に体温や体調を記入するように説明された。

加えて、療養者向けの過ごし方などが書かれた書類が渡された。

渡された書類どおりに療養するとなると、

発症日が喉に違和感があって空咳がでた 3/5(土)

療養終了予定日が発症日の翌日から10日間、かつ症状軽快日から3日が経過する 3/15(火)

ということになる。

 

後編に続く…

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