【読書】12月に読んだ本まとめ

外出自粛が叫ばれる今日、皆はいかがお過ごしだろうか?
私は、薬学部4年生ということもあり、
CBT、OSCEに向けて早々と授業、テストが終わるが、
遊びに行くのも気がひけるので家でひたすらに本を読んでいた。

今回は私が読んできた12月に読んだ様々なジャンルの本を
感想やおすすめ具合、時には批評をしながら細々と綴っていこうと思う。

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読んだ本一覧

見たとおり、12月に読んだ本は9冊となる。

先月読んだ本は0だ。
本を読むのが嫌いではない。むしろ好きだ。
小学校の頃は昼休みは外で遊ばず、
図書室で本を読んでいた。晴れの日も。
しかし、Youtubeやネットサーフィンで
手軽に情報かつ娯楽が得られることによって
高校生頃からめっきりと読まなくなってしまった。
しかし、以前から本には本の良さがあるということを知っているので、
(そうでなければ、Youtubeやネット、テレビによって本は淘汰されているはず)
これを気に本を読んでいこうと思った次第である。

一応、今回読んだ本のランキングをつけた。
ただ、私的なものであるし、ほぼ同率。
最下位以外は正直すべて面白かったり、関心がもてた。
そもそも世の中に出る以上、
ある程度の正確さや面白さは編集や出版社が担保しているので、
そこが本の良いところの一つとも言える。

12月読んだ本ランキング(個人的)

1.10年後の仕事図鑑
2.SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術
3.自分を操る超集中力
4.神様のカルテ
5.天才の根源
6.メンタリストDaiGoの
 相手を意のままに操る「話し方入門」
7.就職の流儀

【1位】10年後の仕事図鑑

ブログを書き続けようと思ったきっかけ

大学生入りたてぐらいから気になっていた本なので購入。
初版が2018年ということもあり、
紹介されているVALUやpolcaなどのサービスは
終了したり、することが決まっていたりするが、
2020年に読んでもまだ古さを感じさせない。
というか10年後というより、
日本の場合だと15年後、20年後の話なのでは?
と新しささえ感じる。
個人的に関心を持った題を箇条書きで紹介していく。

・AIに手が生えたとき、人間の単純労働は激減する(p26)
・AIに職を奪われると思っている時点で搾取される側になる(p29)
・会社における労働は"湯婆婆に名前を奪われる"のに等しい(p35)
・「なくなる仕事リスト」なんて血液型占いくらいの精度しかない(p124)
・予防医療(p136)
・「欧米」は架空の概念、日本の「幸福」を見つけよう(p180)
・日本人は平等が嫌い?(p182)
・Equality(平等)をdreamにすると、ヒエラルキーができる。(p183)
・教育の無償化で日本はグローバル社会から遠ざかる(p190)
・何をしたらいいかわからない?まずは夕飯から決めよう(p237)
・進化したかき氷にみる、イノベーションの作り方(p240)
・コンビニの「ジェネリック菓子」が示す、溶けゆく未来(p241)

この本の主題とずれてはいるが、1番影響受けたのが、

・情報メタボになってはいけない(p57)

SNS上でアウトプットすることは非常に良い訓練になる上に、より知識を深めることができる。最近では、SNSやネット記事を見て情報収集するだけの「情報メタボ」が非常に多い。
得た情報をSNS上でアウトプットし、多くの人の意見を取り入れることで、より多角的な視座を手に入れることができる。「インプット」と「アウトプット」、両方のバランスがとれているとき、人は格別に成長できるのだ。

10年後の仕事図鑑(堀江貴文・落合陽一, 2018, p.58)

自身に思い当たる節、
身の回りに思い当たる人がいるのではないだろうか?

難しそうな本を読んだり、多数のニュースサイトを購読しているが、
一番簡便な、話すというアウトプットを通していみると、
意外と「あれ?思っていたより話せないな?」
「難しそうな本を読んでる人っぽいけどなんか説得力ないな」など。
つまり、インプットは膨大な量を行っているが、
人に伝える力、説得力、自分の言葉に変えられないのだ。

実はこのブログ、
ドメインの取得もサーバーのレンタルも10月にして、
同月にブログも1本公開した。(現在は非公開)
しかし、それっきりであとは三日坊主、一本坊主であった。
ブログを興味本位で始めてみたが、
続ける理由というものが見つからなかったからである。
しかし、この著書
前述の例から、
アウトプットを大事にしていきたいという気持ちが芽生え、
ブログにアウトプットの凄まじい適正があるかもしれないという
可能性を感じているので、細々と書いていっている次第である。
学業で忙しくなり更新は不定期になるかもしれないが
これからも続けようと思ったきっかけになった本である。

10年後の仕事図鑑:https://amzn.to/2XiwgT4

【2位】SLEEP

私に朝活させた元凶(いい意味で)

皆は何時に寝ているだろうか?
睡眠時間は?どんな体制で寝て?
寝室の温度は?寝る前のルーティンは?
その寝方でどれくらい自分の睡眠に満足しているだろうか?

私は5時からでも22時からでも寝れるし、
寝付きも、布団に入れば10分以内で寝れるほどよい。
どこに問題があるのかというと、
この本を読むまでは、
2時に寝て学校に間に合うよう6時に起きる生活をしていた。
当然睡眠時間は足りるはずもなく眠い。
眠いのだが、我慢すればいいか。
寝る時間がもったいないなと感じていた。
とはいえ、体調に変化はきたしていないが、
流石に将来的にやばい気がするので
睡眠を取れと自分への説得のため、
この本から睡眠のメリットを得るために購入。


結果的に僕は
22:30に寝て6:00に起きる7時間半睡眠
と決めた。
超健康的じゃん!と感じるかもしれないが、
この本には、この睡眠のとり方がいかに効果的かを
裏付けるエビデンスも付属して記載されている。
睡眠の質や寝付きに悩んでいる人にはもちろん、
早寝早起きをしたいという人に
この本は早寝早起きがどれほどの恩恵があるのかを
説いてくれて、説得力があるので非常におすすめ。

いくつかはYoutubeやネットの記事、
古くからの通説で知っていることもあるかもしれないが、
この本には、寝るときの最適な温度など意外な盲点についても記載されている。
私がこの本から
新たに発見したこと・重要だと感じたこと
をあげていく。
(ネタバレのところは伏せ字にしておく)

・太陽光が睡眠の質を決める(p34)
・コーヒーで眠気をとばすとストレスが増大する(p66)
 ―人体でのカフェインでの半減期は○~○時間だと言われている
・コーヒーは午○○時まで(p75)
・カフェイン摂取の最適なリズム(p76)
・睡眠に最適な室温は○度~○度(p78)
・寝る○時間前にお風呂に入る(p83)
・午○○時~午○○時の間に眠る(p86)
・「午○○時の元気」に頼ると不眠になる(p88)
・○分単位で睡眠時間を確保する(p99)
・○○○○○○は常に不足しがち(p115)
・夜の運動は睡眠のためにならない(p152)
 牛○中に運動するのがベスト(p153)
 ―午○○時に運動したグループの睡眠時間がいちばん長く、眠りも深かった。
・なぜ若い頃は無理がきくのか(p155)
・睡眠不足は老化に直結する(p156)
・睡眠不足のパフォーマンスは酩酊状態と同レベル(p213)
・○○○が最良の寝る姿勢(p220)
・朝型の人のほうがパフォーマンスが高い(p275)
・女性は○○○○○をつけずに寝る(p301)
・男性は○○○な○○を避ける(p303)

気になった項目がいくつかあるのではないだろうか?
正直な話、私個人への影響度は、
1位の『10年後の仕事図鑑』であるが、
おすすめ度としてはこっちの『SLEEP』を推していく。
後述の『自分を操る超集中力』でも
いかに朝方が最強なのかを裏付けてくれる。

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術:https://amzn.to/3bkV591

【3位】自分を操る超集中力

朝型こそが集中力の最終形態

私は、Youtubeを見るのが好きだ。
DaiGoさんの動画は時々見る。
多くの著書があるのは知っていたので、
動画の概要欄からなんとなく読んでみようかなと購入。

この本をざっくばらんに要約すると、

・集中力にはウィルパワーが必要
・ウィルパワーは朝起きて徐々に減っていく。
 朝着る服を決めるときすら。
・つまり、夜に集中してなにかするのは無理。
 ウィルパワーが潤沢にある朝に集中しろ。
・朝型になれ
・朝型で集中力を発揮するには5つの方法がある。

こんな感じである。
私の読む順番としてはSLEEP→超集中力という感じ

奇しくも朝型と睡眠の重要性が両方とも説かれていたので、
朝型に改めてなるしかないと観念した。
夜型は雑魚。

効果の程はというと、かなりある。
もともと集中力は一応ある方なので
締切があるテスト前などは苦労しないのだが、
締切がないブログの執筆や、自主学習、読書などはてんで駄目であった。
しかし、朝型に切り替え、5つのテクニックのうちの
ポモドーロ・テクニックとウルトラディアンリズムを活用することで、
一日のうち大体だが、
ブログの執筆3時間、読書2時間、自主学習3時間
とかなりの成果を残せている。
ちなみにここに自炊、洗濯、風呂、買い出しなども
含めて無理なくできている。

自分を操る超集中力:https://amzn.to/3nq16Un

【4位】神様のカルテ

医療系の物語で個人的ダントツ

小学校のときに神様のカルテの1を読んだ。
中学校はラノベを読んでいた。
高校から本は読まなくなっていった。
大学生になってふと小学生の時に
読んでいた「神様のカルテ」を思い出し、
ググってみたら、2、3、更には0が出ているという驚き。
早速購入。

大学生で薬学部ということもあり、
小学生の時の純粋で甚大な感動で読み勧めていくのとは違って
著者の背景や作中の描写などに
目を配りながら読み、驚いたのが、
「医者というバリバリの理系の頂点みたいな人が、
 なぜここまでにも花鳥風月情緒に富んだ描写をかけるのだ!?」
ということ。
この本は四季折々に話が進んでいくのだが、その描写がほんとに上手い。
読めばわかる。なぜこんなにも色彩豊かに描けるのだろうか。
しかも著者が医者であることもあって医療の描写もしっかりしている。

【5位】天才の根源


サブチャンで垣間見えたてつやが怒らない理由を深堀り

再三再四になるが、Youtubeが好きだ。
特に東海オンエアが好きだ。
朝活をしてるので、投稿時間の関係上見るのは翌日になってしまうが、
それでも休憩時間などに欠かさず見るなど今でも好きだ。
そんな東海オンエアのリーダーのてつやが本を出版したというので購入。

とてもさっぱりしていて読みやすい。
1つの小タイトルにつき、
2~3ページで完結していてそれが50個ぐらいある。
疲れて休憩してもなんの話だっけ?とはならない。
一応、東海オンエアの会議録などは乗っていたりするのだが、
あまりグループとしての活動についてはスポットライトをあてていない。
あくまでもてつやが生まれて今までって感じ。
てつや推しは大好きそう。
私は推しは特にいないが、
この本はてつやの自伝ということで了承しているので
まぁまぁという感じ。
個人的に面白かったのは、元カノによるてつやレビューかな。

天才の根源:https://amzn.to/35kXzQZ

【6位】メンタリストDaiGoの
相手を意のままに操る「話し方入門」

読む時期が遅すぎた

最初に買ったDaiGoさんの著書。
前々から書店で見るたびに、
メンタリストとしてのDaiGoさんの著書を読んでみたい
と思っていたので、これを期に適当な本を売り場から購入。

結論から言うと、だいたい知ってることが書かれていた。
というのもこれは著者側が悪いのではなく私が悪いのだと思う。
この本が出版されたのは、2013年。
今でこそ様々な会話のテクニックが
Youtubeの心理学もどきチャンネルなどで紹介され、
ある程度の知識があるが、
初版の時期ならば多大な影響・感動が読み手にあっただろう。
完全に読むのが遅すぎた。
ただ、この本ではわかりやすいよくある例などを用いて
説得力のある説明がされていたり、用例が載っているので
実用に向いていると言える。

相手を意のままに操ると表されているが、
個人的には会話が不自然にならない、とぎれないような、
相手が気分良く会話
できるテクニック集的な印象。

メンタリストDaiGoの相手を意のままに操る「話し方」入門:https://amzn.to/39aj1JD

【7位】就職の流儀

個人的にはあまり響かなかった

授業中暇なので(あまりそこには言及しないでもらいたい)、
校内を散歩しているときに
就活課?キャリアセンター?(未だに名前がわからない)で
無料配布の箱に入っていたので、
タダならもらって読んでみるかと思い持ち帰り。

個人的にはあまり響かなかった。
多分まだ学生だから、学生気分なのだからだろうか。
これを全面的に100%支持できたら、
立派な晴れ
めでたい社会の歯車の礎となった
と喜べばいいのだろうか?私は嫌だ。個人的に。

とはいえ、前述したとおり、本というのはある程度のものは担保されている。
例にもれずこの本も微々たる気付きはあった

例えば、

・優れたコミュニケーション能力とは、「気がつく」こと(p129)
・コミュニケーション能力とは、相手の意見を受け入れる「度胸」(p133)

このあたりは、関心が持てた。
コミュニケーション能力というと、

話すことや、人との会話にばかりに焦点を当てがちだが、
人を気にかける態度もコミュニケーション能力であるという気づきを得た。

あとはあんまりって感じ。

・キツい会社に入れ
・ギブまで最低3年(3年は会社を辞めるな)
・うるさい上司のもとで働け

など会社に従順な人材を作ろうとしている感じにしか受け取れない。
そんなYesマンを育成することが就職の流儀なのかと少し疑問に感じるが、
これも私が学生でまだ社会を知らないためなのでしょうか。

あと完璧にイチャモンだが、
著者紹介の写真で、なんで正面から撮らないのか。見切れている。
髭を剃れ。就職を語る人間が髭を残すな。
なんか事情があるならすみませんって感じだが。
(髭を剃ると剃刀負けするとか、
 宣材写真のスケジュールが合わないとか)

まとめ

12月は多くの種類に富んだ本を読んできた。
神様のカルテを始めとした小説や、
SLEEPや超集中力などの自己啓発本、
比較的新しめの自伝である天才の根源など。
これから1月に読む本としては、自己啓発本や
CSS、HTMLあたりのプログラミングの本を増やしていきたいなと。

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