思ったよりも長かったので、前編・後編に分けた。
後編では、薬の受け取りから療養終了までを綴っていく。
この記事の目次
【3日目】処方薬
病院での診察が終わり、コロナウイルス陽性と診断がつき、処方せんが発行された。かかりつけ薬局が特に無いので、病院の近くにあった門前薬局で薬を受け取ることにした。
処方せんを渡すと、感染予防のためか、外で問診表を書いて待つように言われた。この日はそんなに寒くもないし、待ち時間も短かったので、特にストレスを感じることもなく待った。
処方された薬としては、
- アセトアミノフェン・・・解熱鎮痛剤
- カルボシステイン・・・痰のきれをよくする
- トラネキサム酸・・・喉の炎症を抑える
普通の風邪で病院に行ったときと変わらない処方。
詳しい人は、あれ?新型コロナウイルス治療薬のモルヌピラビル(ラゲプリオ)やパキロビッドパックは処方されていないの??となるかもしれないが、俺は軽症で、適応外なので処方されていないと考えられる。
一応、モルヌピラビル、パキロビットパック投与に関する日本感染症学会のガイドラインを挙げておく。ここ(p2~3)を参考にすると、高齢者や基礎疾患、重篤な疾患をもつ患者への投与が推奨されている。
https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_drug_220218.pdf
【4日目】嚥下時の喉の痛み
朝起きると、熱は36.6℃に落ち着いた。(平熱は35.8℃)悪寒もしないので、発熱は山を越えた感じ。
一方で、朝食を食べた際に喉に痛みがあることに気づいた。普通に過ごしている分にはなんともないが、飲み物を飲んだり、ものを食べたりすると喉に痛みを感じて食べにくい。ただ、我慢すれば食べられる痛さだし、腹も減るので、三食全て食べた。
この日から、熱が出なくなったので、アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)を服用を止めた。喉の痛みやそれに伴う咳は若干出るので、トラネキサム酸とカルボシステインは服用したが、あんまり効いていないような気もした。
【5日目】鼻詰まり出現
この日の体温は、36.1℃。体温は順調に落ち着いてきている。
嚥下時の喉の痛みも続いてはいるが、昨日よりも良くなった。
ここで、鼻詰まりと鼻汁が出現。俺は軽度の鼻炎持ちで風邪の度に悪化するので、今回も出てきたかという感じ。フェキソフェナジン(抗鼻炎薬)は備蓄していなかったが、まだ軽度なのであまり意識していなかった。
今振り返ると、いつも風邪が終わっても鼻炎が残るので、Amazonなどで今のうちに買っておけばよかったと後悔…(例に漏れず今回も悪化した)
不眠とまではいかなかったが、鼻詰まりのせいで寝付きや睡眠の質が低下したように感じた。
【6日目】鼻詰まりで咳が悪化
体温は36.4℃。落ち着いている。
嚥下時の痛みは、かなり弱くなってきた。
咳がよく出るようになった。自分の感覚的な話だが、コロナというより、鼻詰まりで睡眠中に口呼吸になって喉が乾燥したり、鼻水で生じた痰を押し出そうとしているからだと感じる。
【7日目】鼻炎が悪化
体温は36.4℃。変わらず。
喉の痛みは消失。咳は少し。
鼻炎が悪化した。鼻詰まりだけじゃなくて、大量の鼻水も出てきた。
鼻のかみすぎで鼻血が頻繁にでるようになった。
【8日目】フェキソフェナジン購入
体温は36.5℃
流石に鼻水が酷いので、いつも飲んでいるフェキソフェナジン(抗鼻炎薬)をAmazonで購入。いつもの風邪なら耳鼻科に行くが、療養期間中で外に出られないので、ネットで購入。翌日には届く予定。便利な世の中だ。
父親がご飯を買ってくれるので、すっかり見落としていたが、食料配送・パルスオキシメータを希望する人へ、電話やインターネットで申し込みができる自宅療養者サポートセンター(うちさぽ東京)というサービスを見つけたので、申し込んでみた。
【9日目】フェキソフェナジン・うちさぽ東京到着
体温は、36.2℃
前日頼んだフェキソフェナジンがポストに届いていたので、朝食後に服用。すぐに効果が出て鼻水や鼻詰まりの症状はなくなった。
昼頃にうちさぽ東京の支援物資が届いた。
食料品2箱に水1ケース(2L×6本)とパルスオキシメーターがSBS速配の置き配で届いた。
食料品の箱の中身はカロリーメイトやゼリーといった食べやすいものから、パスタやカレーのようなレトルトで調理が簡単なものや、味変のお菓子が入っていたり、スポーツドリンクが入っていた。2箱もあるので、最短10日間の療養期間は初日にこれを頼めば十分な量だと思う。
パルスオキシメーターはちゃんと厚生労働省から承認・認証されたものが届いた。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/pulse_oximeter.html
実際に使ってみたが、問題なし。ちゃんと測定できてると思う。
【10日目】療養終了
体温は、36.4℃。
平熱(35.8℃)と比べると少し高いが、ほぼ誤差。
喉の痛みや鼻水などの感冒症状はなくなり、後遺症も特になし。元通りに完治した。
療養を振り返って
実際に罹患した感想としては、風邪よりちょっと症状が強いかなぐらい。なんなら、関節痛があるインフルエンザより楽。
ただ、隔離や最低10日間の療養期間によってご飯や雑貨の買い出しが出来ないのは、非常に面倒だと感じた。
新型コロナウイルスの厄介な点として、基礎疾患持ちの人や高齢者が罹患すると重症のリスクが高くなるのでそこを避けるためにちゃんとした隔離は必要だし、これからも変わらないと思う。
β、γ、δ…とコロナウイルスは変異していて、また感染するかもしれないので、手洗い、うがいなどの予防策は続ける必要があると思う。
ワクチン打ちます?
ワクチンを打ちたくないというスタンスは未だに変わらない。
もちろん、ある程度の感染や、重症化を防げるので、希望する人は接種したほうがいい。自分も反ワクチン団体などに属して過激な行動で接種したい人たちの邪魔をするつもりもない。
感染したが、やはり若いこともあって、重症化も後遺症もなかったので、改めて、ワクチンのメリットとリスクを天秤にかけてみると、
ワクチンの副反応で高熱・腕の一時的なしびれ、副作用でこれから60年先最悪半身不随(低確率)、ワクチンによる将来の影響がわからない
VS
若いなら重症化、後遺症のリスクは低い、ウイルスの型が変化して重症化は防げても感染は完璧には防げない
やはり、若くて、基礎疾患もない自分は打たなくてもいいと考えている。