- 春から大学生(or高校生)だから、電車で音楽・動画を楽しみたいけど、いいイヤホンないかな?
- 音質は程々でいいから、コスパのいいイヤホンないかな?
- 電車だから、ノイズキャンセリングがある方がいいな。でも、あんまり高いのは嫌だ
- いっぱい比較されてもよくわからんからおすすめの1個教えてくれ!
この記事は、そんな希望がある学生達のイヤホン選びをお助けするために綴っていく。
ちなみに大学時代、俺は軽音部で、ギターアンプやエフェクター等の機材の扱いには自信があって、コピーしたサカナクションやパスピエなど音作りが難しいバンドでそれなりの好評を得ているから、耳は平均以上にいいと思う。
また、
- ノイキャンはいらんからもっと安いの教えてくれ
- イヤホンのボタンは静電タッチ式じゃなくて、物理ボタンがいい
という声にも応えるべく、後半にはノイキャンなし5000円以下イヤホンも紹介する。
この記事の目次
Anker Soundcore Life P3
音質に極度のこだわりがなく、80点ぐらいのクオリティでいいならこれ一択。
どこのメーカーのイヤホンだよ!と思うかもしれないが、実はモバイルバッテリーなどで有名なAnkerのイヤホン。
価格
まず、8990円と驚異の価格。
一応、他の有名どころや上位クラスイヤホンと比較してみると、
基本的にノイキャン搭載イヤホンは1万を越える。なのに、P3はこの価格。学生のお財布に優しい。
18ヶ月保証
Anker製品は驚異の18ヶ月保証。しかも、買値で。保険金などもない。
加えて、会員登録をすると保証期間が延長される。
値段も安いのに保証も長いとか爆アド。
ちなみに、P3が発売されるまで俺がメインで使っていたSoundcore Life P2は購入してから10ヶ月ぐらいで片方ずつしかペアリングされないという不具合が起こったので、公式にメールしたら、1~2回のやり取りですんなり新品を送ってくれた。
80点のノイズキャンセリング
俺はこのイヤホンでノイキャンデビューを果たして、とてつもないショックを受けた。
基本的に通学の電車内でイヤホンを使うのだが、普通のイヤホンだと、
ゴー!ゴー!ガタンゴトン!
の路面走行音が、
サー…カタンコトン…
ぐらいに変わる。全く違う。
おかげで、イヤホンの音量が2段階ぐらい下がった。これで将来の難聴のリスクが幾ばくか小さくなっただろう。多分。
P3以外のノイキャンイヤホンを持っていないので、比較のために実際に店舗に行って視聴してみた。
(ヨドバシカメラ 秋葉原店)
正直な話、ノイキャンの性能で比較すると、AirPodsやソニーの方が効きはいい。
だが、値段が2倍、3倍になって性能も2倍、3倍かと言われるとうーん。という感じ。
それならそこそこの値段でそこそこのノイキャンを楽しみたいとなるはず。
1万円以上の音質
音質も1万underでは、上位に食い込むと思う。
使っている感想としては、低音強めのイヤホンだなと感じる。
それでも、不自然な強さではなくて、ベースの美味しいところをちゃんと持ち上げてくれる感じ。
中音域は普通でボーカルやギターもちゃんと聞こえる。
高音域は低音域が強いということもあって、優しめ。
俺は、安いイヤホンのキンキン、シャカシャカが耳に痛くて嫌なので、個人的にはこの塩梅が気に入っている。
ちなみに次で紹介するが、専用アプリでイコライジングもできるので、高音を強めにしたり、フラットがいいなと思っている人も安心。
アプリで詳細なカスタムができる
P3ではアプリでイヤホン設定のカスタムなどができる。
アプリでできることとして、
- ノイキャン、外部音取り込みモードの切替
- ゲームモードへの切り替え
- イコライジング
- ヒーリングサウンドのミックス
- イヤホン側のコントロールの切替
- イヤーチップの装着テスト
個人的に1番嬉しいのが、イコライザー
帯域に詳しければ、自分で好みの部分を上げ下げできるカスタムイコライジングができる。
一方で、そのような知識がなくても、低音が効きすぎているなと思ったら、ベースリデューサーを使うなど、プリセットで感覚的にイコライジングできるのも素晴らしい。
ノイキャンのモードも設定できる。
ノイキャンのモードは、
- 電車の路面走行音を抑えてくれる「交通機関モード」
- 人の話し声をある程度抑える「屋内」
- 安全に配慮した軽いノイキャンの「屋外」
となっている。
交通機関モードは前述した通りしっかり効くが、屋内モードに期待しすぎるとがっかりするので注意。
屋内モードは、気持ち人の話し声が小さくなったなぁぐらい。ちゃんと話の内容まで聞こえる。
最初は、カフェとか、学校の公共スペースで話し声がうるさかったら使おうかなと思ったが、微妙だった。結局、ノイキャンなしイヤホンと同じように何かしら音楽を流して打ち消す使い方に。
外音取り込みモードは便利と思っていたが、そもそも人と話すときはイヤホン外すし、外音に気を配らないと行けない所でイヤホンはつけないのであまり使っていない。でも、あっても不便なことはなかったので、別についててもいいかなと。
性能としては、イヤホンマイクから取り込んだ音をそのままイヤホンで出力している無難な感じ。
更に、イヤホン側のコントロールを自分で設定できる。
シングルタップ、2回タップ、2秒長押しの操作に
- 音量ダウン
- 音量アップ
- 次へ
- 戻る
- 再生/一時停止
- 音声アシスタント
- ノイキャン切替
を割り振れる。
イヤホン側のコントロールで操作できる設定は、機種によって様々で、人によっても好みがあると思うので、自分の好きなものに変更できるのはありがたい。
また、自分の耳にあったイヤーチップのテストもできる。
こんな感じでイヤーピースがXL、L、S、XSと付属している。
(Mは初期のイヤホン本体についている)
買ってからしばらく経っているので、ホコリが付いているが、新品ではきれいなので安心してほしい。
ちなみに俺は、買った時についていた初期イヤーピース(M)が合っていたので交換はしなかった。
他にもノイキャンが無効になるが低遅延になるゲームモードや、ヒーリングミュージックのミックスができるが、遅延が気になるほどのゲームはしないし、ヒーリングミュージックをかけるなら別の方法を使うしのでここでは割愛させてもらう。
無線充電にも対応
無線充電でスマホを充電してる人にとっては気になるかもしれないが、安心してください。対応していますよ。
ちなみに有線ではUSB-C充電となっている。
ノイキャンなしで、コスパのいいイヤホンが欲しい人へ
- ノイキャンはいらない。けど、コスパのいいイヤホンは?
- イヤホン側のコントロールが静電式のタッチだと誤作動するから、物理的なボタンがいいんだけど
任せてください。これについても紹介させていただきます。
ズバリおすすめは、
Soundcore Life P2
こちらは先ほど紹介したP3の前作にあたる。
実は、P3が発売されるまでの俺のメイン機種はこのP2だった。
使っていた感想としては、ノイキャンがなくても値段が安く、イヤホン側のコントロールも物理ボタンの為、耳に触れた時や外す時に誤作動せずにかなり満足していた。
少々惜しいところとしては、高音がやや強め?なところ。注意しないと気づかずに満足できる程なので、音質は70~80点あれば十分という人におすすめできる。
まとめ
このSoundcore Life P3は80点以上を詰め込んだ最強コスパイヤホンと言えるだろう。
改めて1万以下で、
- 効果を実感できるノイズキャンセリング
- 18ヶ月以上の長期保証
- 低音もしっかり出る音質
- 自分好みに変えられるイコライザー
- イヤホンコントロールのカスタマイズ
- 適切なイヤホンパッドサイズがわかる装着テスト
- あっても困らない外音取り込みモード
- ちゃっかり無線充電にも対応
これが実現できるイヤホンが他にあるだろうか?
敗北を知りたいね。これ以上のイヤホンで。
こだわりがなくて、とりあえずそこそこのノイズキャンセリングイヤホンが1つ欲しい人は是非。